【電気回路】直流電圧源・電圧降下
こんにちは~
オームの法則の記事はいかがだったでしょうか?
ではさっそく次の話をしたいと思います。
今回のテーマは2つあります。 直流電圧源と電圧降下
今回も大した話じゃありません。 ほとんど高校の復習です。
直流電圧源っていう言葉は、高校まででは聞いたことがないと思いますが、難しくはありません。 要するに電源です。 もう少し正確にいうと、直流電源です。 普通は単に電源とか、直流電源といいます。
そんな直流電圧源の定義はこんな感じです。
電圧が常に一定であるもの、つまり を満たすものを直流電圧源といいます。
そして、を起電力といいます。
ちなみに、詳しくは後でやりますが、常に一定の電流を流すものもあって、それを「直流電流源」といいます。 これと区別するときは、直流「電圧」源と呼ぶ、って感じです。 この後は、単に「電源」と呼ぶことにします。
ところで、電源と抵抗をそれぞれ1つつないだとき、当然ですが、電源の電圧と、抵抗にかかる電圧はつりあいます。式にすると ですね。この式を整理すると、 となります。
この式のは、抵抗で電圧が下がっていることを意味します。
そのため、を「電圧降下」といいます。
図にするとこんな感じです。
いかがだったでしょうか。高校で物理を習った人にとっては、当たり前の話だったと思います。
では。
参考文献:大野克郎、西哲生 『大学課程 電気回路<1>』 オーム社 1999年